続・らくがき日記

漫画家志望 趣味や日常も書きます 受賞歴はプロフィールから

わたしが虎になる前に

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こんばんは
添付はツイッターのフォロワーさんが100人になったので、2人に指で「100」を表して貰いました

突然ですが、国語の教科書に載っていた中島敦の『山月記』を覚えていますでしょうか
たまたま、この物語を読み返してみたんですが、この主人公って下手したら自分に当てはまるじゃん…と思った訳です


その理由とは


昨日の記事で書いた通り、先日描き上げた原稿を新人賞に出すため&担当さんにチェックして貰うために編集部へ行ってきたんです

ネームもほぼ一発OKだったし、今までよりも随分早く仕上がったし、まあ、大丈夫かな…と思って持っていった訳です

でも、担当さんにチェックして頂いた結果「ネームで読んだときの印象と違うから、今回は新人賞に出すのを止めよう」ということになったんです
これが凹んだ理由その1

何が良くなかったのかと言うと…絵、ですね
絵の見せ方 特に構図が良くなくて
ネームのときはかなり簡略化して描いているのですが

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<ネーム>

 

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<原稿>

こんな感じ
人物の大きさとか背景のアングルのせいで、台詞が読んでいるひとの印象に残らない、とのこと このまま出すくらいなら、絶対修正した方がよい、とも

この辺りについては、どうした方がいいのか丁寧に説明して頂いたので、次の原稿に入るときにはすぐに直せる所です

でも折角描いたものだから、やっぱり少なからずショックですね…いや、まあ、頑張ったからって結果が出るもんじゃないって判ってるんですけど


そんでもって、今回の作品を見送るとなると、次回作をどうするか…ってことになりまして
一応、考えているお話を話してみたのですが、ダメ出しの嵐でした
これが凹んだ理由その2

自分自身が否定された訳ではないけれど、自分の考えが否定される…みたいな感覚に近いかもですね

プロットや設定からして、オリジナリティがなくて、どこにでもあるような話で、それくらいの話を描くくらいなら別のひとのほうが上手く描けると…まあ、言われてしまい
それを否定するつもりはないけれど、凹むよね~そう言われたら!


それで、他のひとが描いたほうが上手くいくような話を描いて、しかもお金にならないなら、結局何がしたいのか…と言われてしまい…

なんたって、プロ作家と言うのは商売ですから、お金になるような作品を描かないひとは要らない訳で、つまりそんなことを言われてしまいました
これが凹んだ理由その3


つまり、オリジナリティがないってことですね 没個性 作家性がないってことです
今までその部分について考えてみたことが何度もあるのだけど、すごく難しい 自分の個性って自分で判っていればいいんですけど、わたし、正直いま全然判らないです


話している最中にかなりダメージきたので、いま振り返るとかなり態度に出てたな~って思ってそれも凹むわい…


何だかんだで、いろいろお話して下さって最後に「またネーム見ますね」みたいなことは言って頂けたのですが、もうそのネームを描く意欲すらどっかにいってました その時は


何かを上手く伝えられなかった自分と、作品が上手く描けない自分とか、凹んだような、ちょっと腹が立つような、兎に角もやもやするようなすっきりしない気持ちが、胸に溜まってめちゃくちゃ歩いて帰りました(笑)
何か全然電車に乗れる気になれなくて

編集部の後に蔵前に用事があったので、それは電車に乗ったんですけど(ツイッターでこの事についてつぶやきましたが、ブログにも今度書きますね)、蔵前から神保町まで歩いてしまった

歩いて帰る内に、だんだん気持ちが収まってきたのですが、きょうの昼間まではそれでもかなりもやもやしてました


んで、冒頭の話に戻るわけですが、いろいろその間考えている時にふと、昔授業で読んだ小説を読みたくなって、中島敦の『山月記』を読んだ訳です

山月記』の青空文庫中島敦 山月記

主人公の李徴(りちょう)は、他人との交流を好まず、自分自身を信じ過ぎた故に虎の姿になってしまいます
この「虎の姿」というのは「臆病な自尊心」を具体化したものだと思うのですが、あ、これって全然自分でも可能性0じゃないな、と思った訳です これはヤバいぞ、と

山月記』はフィクションだし、虎っていうまだかっこいいやつだけど(李徴は醜い姿、と言っていますが)、これをマジの現実で考えたら虎どころじゃないぞ、と思った訳です


つまり、昨日担当さんから受けた指摘は、全部図星だったのに、感情を抑えきれなかったから、自衛するために腹が立ったんだな、と
この「腹が立った自分」は「虎の姿」に近い訳ですよ

なんか『山月記』を読んで、昨日の自分のことがすっかり馬鹿らしくなってしまいました


なんかそこから徐々にいまの状態に落ち着いてきました 感情が昂っていると、全然いいことないですね
落ち着いてくると、次に自分がするべきことが段々見えてくるような気がしてきました


えーと、つまりオリジナリティをどうするか、ってことですね


まだ、上手くいくか判らないけれど、「これを試してみようかな」と見当がついているものがあるので、取り敢えずそれからやってみたいと思い、ちょっと元気になりました

わー、でもこれめちゃくちゃ難しい課題だなあ…どうなるんだろうか


そして今回の文章もめちゃくちゃ長いですね
自分の身に起きたことを、こうだらだらと書いていて、自分でのちのち見直す分には面白いこともあるんですけど、付き合って下さった方に感謝です 完全なる自己満足ブログだなあ…


取り敢えず、考えているお話があるので、そこから広げたいんですよね
今月中には、ネームが一本描けていたらいいのですが…なんだかいまの自分には「数打ちゃ当たる作戦」より「もう少し考えましょう作戦」のほうがいい気がするのです
もう同じような結果は出したくないんだよな…!!

あ、そうそうこんなことばかりを考えているいて、続けていた「一日三顔」をすっかり忘れていました 明日から再開しますね

また展示のことも書きたいです 良かったらお付き合い下さい

それでは本日はこの辺で
前回、前々回と はてなスターありがとうございました! 嬉しいです